宇宙戦争
<ストーリー>
別れた妻から数日間子供を預かることになった
レイ(トムクルーズ)だが、離れて暮らす子供達とは
どこか溝ができてしまっていた。
そんな中突然異変が起こる。
上空で発生した激しい稲光の一つは
地上にまで達し、その下で巨大な何かが
大地を震わせうごめき始めた。
そこに居合わせたレイ(トム・クルーズ)は、
この常識では考えられない現象に直面し、
恐怖に怯える人々と共に状況を見守る。
そして人類が体験したことのない異星人の襲撃
地球侵略を開始したのだ。
レイは息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)と
娘レイチェル(ダコタ・ファニング)を連れ、
安全と思われる土地へと逃げる準備をする。
侵略者を前に戦う術を持たない人間たちは、
今、世界のいたるところで難民と化していく。
そして極限の恐怖は瞬く間に全世界に広がり、
地球はかつての支配者を追い詰めていった。
愛するものが消えていくとき、
人類に残されたのは愛と勇気だけだった・・・。
(宇宙戦争公式ホームページより)
<感想>
「宇宙戦争」という題から、宇宙人と戦っていく
SFXを駆使した映像がみものの映画を予想していたのですが、
そういう宇宙人との戦いがメインではなく、
死に直面し、なす術がない中で
それでも人が生き抜こうとする力、
愛する人を守ろうとする力
を描いた作品でした。
もちろん戦闘シーンや、宇宙人が出てくる映像は
凄いのですが、それ以上に
はじめは子供への愛情の示し方がわからない
レイ(トムクルーズ)が、子供を守ろうとする中で、
父親の表情になっていく、そんな姿が
とても心に残りました。
こういう絶望するような状況において、
本当に強い力をもつことができるのは
「守るべきもの」がある人なのだろうと
感じさせられた作品でした。
ただし、この映画はヒューマン映画をみるつもりで
行った方がいいとおもいます。
「インディペンデンスデイ」のような結末まで
すっきりしたスペクタクル映画を期待して見に行くと
ちょっと拍子抜けしたものたりなさがあるかもしれません。
オススメ指数
たまには家族で ★★★★★
恋人と二人で ★★★★☆
友達と一緒に ★★★☆☆